「あ!Uber Eatsだ!」
街中で我々の存在は一発でバレる。
なぜバレるのか。
それは紛れもなくこいつのせいだ。
Uber Eatsの配達員専用バッグ、通称ウバッグのせいだ。
Uber Eatsを象徴づける一方、
でかい
四角い
重そう
負のイメージしかないこのウバッグとは、一体どのようなものなのか。
今回は、現役のUber Eats配達員であり、配達回数6500回オーバーの私がウバッグのあれこれについて解説してみたいと思う。
・バッグの構造、性能は?
まずは構造、性能についてお話ししよう。
結論から言って、ウバッグは簡易クーラーバッグを思い浮かべてもらえれば良い。
中が銀色になってるこれだ。
それが大きくなり、仕切りを使って2段に分けれたり、半分に区切れたりすることができると思っていただければ良いだろう。
性能や機能に関しては正直言って特筆すべきことはない。
これらに関してはすでに多くの配達員が紹介しているので、これらをみれば十分だろう。
・似たものありすぎ!どのウバッグが良いの?
多くの配達員が使用しているのは先ほど紹介したこのウバッグなのだが、
アマゾンで検索するとこのバッグ以外にも似たバッグがたくさん表示される。
「え、どれ買えば良いの?」
となるが、買うならならやはりこれ一択だ。
容量、防水性、そして何より見た目のカッコ良さ、どれを取っても右に出るバッグはない。
だが、お洒落な人はあえてこの無地のウバッグを買い、
自分でステッカーを貼ったり、ペイントをし、唯一無二のウバッグを作り上げている。
この気合いの入り方は素晴らしいw
人と被りたくないと言う人は是非トライしてみて欲しい。
おしゃれと言えば、この海外限定?のウバッグも見逃せない。
かわいい。
だが、値段を見てびっくり。
なんと3万円。
常に雨風に晒され、劣化していくことがわかっている以上、よほどこだわりがある人以外は手を出すべきではないだろう。
また、一番買うべきでないバッグはこれだ。
Amazon | Delivery Bag | KI | シューズ&バッグ
ウバッグ第3世代と呼ばれるものらしいが。
これ、容量は一番あるのだが、水を染み込む素材でできているため、汗や雨を吸い込み、更にそこに日光が当たると徐々に茶色っぽく変色し始める。
更に、時間の経過と共にクタっとしてきて原型が崩れ始め、重力に負けて下にダラーんと垂れ下がり、それが見た目の汚さに拍車をかける。
そんなので料理を運ばれたらレストランも客もたまったものではない
現在ロゴ入りのバッグは売り切れているため、どしてもバッグを買うとなったら、最低限無地のもを選ぶのが良いだろう。
・そもそもバッグを使わないとダメなの?
恐らく、読者の諸君は
「配達なんてウバッグじゃなくても良くね?」
と思っている人もいるだろう。
その通りだ。
ぶっちゃけウバッグじゃなくても良い。
自転車勢は料理をママチャリのカゴに入れたり、荷台に乗せたり、バイク勢はステップに置いていたり、座席の中に放り込んで運んでいる配達員もいる。
良いか悪いかは別にして。
バッグに関して言えばノースフェイスのこれを使っていたり、
前かごにこのようなバッグをつけている配達員もいる。
これでもほとんど問題はない。
だが、困る例としてはLサイズのピザや大量の料理オーダーを受けてしまった時だ。
その時はとてもではないがバッグに入りきらない。
手持ちで運ぶか、雨の日であればオーダーをキャンセルしなければならなくなってしまうだろう。
こう言うことを言うと、「”専用のバッグを持っている配達員意外不可”と言っている店があるのだからバッグは必要だ!」と言う人がたまにいる。
しかし、バッグはでかいし汚いから店内に持ち込まなからそもそもバレることはない。
また、店員自体どれが専用のバッグかなんて把握していないから、それも含めてバレることはほぼないと思って良いだろう。
私はほとんど聞いたことがないのだが、客が配達員を評価する際、「専用のバッグを持っていなかった」と言う項目にチェックをつけてバッド評価を下してくることがあるようだ。
だが、客も店員と同じようにどれが専用バッグかなんてことは理解していないはずだし、私は客の前に現れる時はすでに料理を出しているため、これまたバレることはないだろう。
・ウバッグを持ってると起こる2つのデメリット
配達員をやる以上、ウバッグで配達した方が良いに決まっている。
だが、ウバッグで配達しているとデメリットもある。
私が感じたウバッグのデメリットは以下の2つだ。
1 ぶつかる
ウバッグはとにかくでかい。
特に、奥行きがあるバッグと言うのは我々の普段の生活で触れることはランドセルしかないため、周囲との距離感の把握が難しい。
しかも、料理を入れたり、この時期ならペットボトルの飲み物を入れたりすると左右に傾く。
そうすると、気をつけて走っているつもりでもバッグと周りのモノや人との距離感が認識と更にズレることになる。
その結果、私は配達中に右に傾いたバッグが建築関係の人の車にぶつかり、強面の男たちに囲まれてとんでもないことになったり、逆走してくる自転車を避けたつもりがバッグの角がその自転車にぶつかり私が転倒したり、バッグにまつわるトラブルに巻き込まれた経験がある。
2 煽られる
Uber Eatsはメディアの情報の操作により世間的なイメージはかなり悪くなっている。
そういうこともあり、Uber Eatsを目の敵にしている一般市民は結構いる。
こう言う人たちは、街中でUber Eatsを見つけたら何かとちょっかいを出してくる。
クラクションを鳴らされまくったり、車間距離を一気に詰められたり、度を超えた幅寄せなんて日超茶飯事だ。
ウバッグを持っているだけで世間を敵に回すと言うこともある。
・まとめ
と言うわけで、今回はUber Eats配達員の必需品であるウバッグについて色々語ってみたがいかがだっただろうか。
ウバッグについては賛否両論あるだろうが、私としてはウバッグを背負っていないUber Eats配達員は日本刀を持っていない侍と同じようなものだと思っている。
Uber Eats配達員たるもの、ウバッグを背負って街中を激走するのが粋だ。
これからUber Eatsをやる人は、そんな”粋”な配達員を目指していこう。
今日はここまで。