ドスン
「あれ?何かぶつかったか?まぁいいや。」
当て逃げだ。
当て逃げは立派な犯罪行為である。
近年、Uber Eatsが当て逃げをしたと言うニュースが後を絶たない。
これはかなり深刻な問題である。
今回は、配達回数7500回超えの現役の配達員である私が、UBer Eats配達員の当て逃げについて色々解説していこうと思う。
・当て逃げにあったら?
配達員に当て逃げされたと言う確証があるなら、まずはUber Eatsに連絡をしよう。
連絡の仕方は以前この記事に書いているので参考にして欲しい。
ニュースでは連絡したけど運営から「配達員は個人事業主であるため運営では対処できない」と言われて腹が立ったと言う人が出ているが、それはひと昔前の話だ。
今はそんなことはあり得ない。
と言うのも、Uber Eatsには事故対策本部なるものが作られ、事故関係の処理はこの部署が一括して処理に当たっている。
この部署の処理能力はなかなか素晴らしく、ほぼ当て逃げした犯人を割り出してくる。
どのように割り出すかというと、GPSの軌道を追うのだ。
配達員は皆GPSをオンにすることが義務付けられているため、運営は稼働中の配達員はどこにいるのかを基本的に把握している。
だから、被害者から「何時頃」「どのあたりで」当て逃げにあったのかを聞けば、GPSの軌道を追ってどの配達員がその時間、その場所を通ったのかが分かり、犯人を割り出せるのだ。
恐らく、この仕組みを知っている配達員はかなり少ないと思う。
だから当て逃げをして逃げる。
実際、私の同僚はバッグをサイドミラーに擦ったまま逃げたら、数日後に運営から「○時○分に〇〇交差点付近でミラーに擦った記憶はありますか?」と言う連絡が来て、罪を認めざるを得なくなった。
Uber Eats配達員に当て逃げにあったら、とにかくまずは運営にクレームをつけるのが良いだろう。
・当て逃げがバレた配達員はどうなる?
まず、バレた場合は当て逃げの大小に関わらず、先ほど言った事故対策本部から連絡が来る。
その後は被害者次第だ。
もしも被害者が「謝ってくれれば良い」くらいの感じなら、「今後は気をつけてね」くらいで済む。
だが、もしも怪我をさせてしまったり、破損させてしまったりしている場合は調査が入り、それが終わるまで稼働することは出来ない。
ちなみに、こうなった場合はかなり高い確率でアカウント停止に追い込まれることは覚悟しなければならない。
・もし何かにぶつかってしまったら・・・?
配達員は、「俺今何かにぶつかった?」と思ったらとにかく止まろう。
絶対に止まろう。
「何かに当たった気がする」
くらいでも必ず止まろう。
そして、それが人なら「私、もしかして今ぶつかりました・・・?」
と声をかけよう。
「はい」
と言われたら、まずは相手が驚くくらいでかい声で、渾身の声を張り上げて謝罪しよう。
(経験上、仕事でミスをした場合はそうすれば大体全てがが丸く治る)
それで済まなかった時は、きちんとしかるべき処置を取るようにしよう。
・まとめ
今回はUber Eatsに当て逃げされた時のクレームについてお話ししてみたがいかがだっただろうか。
「Uber Eatsに当て逃げされたら泣き寝入り」
と言うのはすでに過去の話で、その他のクレーム同様、対応はしっかりとしてもらえるので安心して欲しい。
また、こう言うシステムになった以上、当て逃げをした配達員はもはや逃げることはできない。
より一層、安全に留意した配達を心がけなければならない。
今日はここまで。