「Uber Eats来るの遅すぎだろ!一体何分待たせる気だよ!?」
とイラついていたことがある注文者は少なくいはずだ。
20分とか言っておきながら1時間以上待つことなんてザラにあるのがUber Eatsと言うものだ。
こうなると、到着した配達員に思わず罵声を浴びせてしまったこととがある配達者もいるはずだ。
今日は、そんなイラついている注文者諸君に、Uber Eatsの配達が遅くなる裏側についてあれこれ話したいと思う。
耳をかっぽじってよく聞いてほしい。
・配達が遅い理由は何?
まず、配達員が遅い理由であるが、それは概ね以下のいずれかが起きた場合だ。
- 移動手段の違い
- 配達先までの距離
- 到着予定時間のバグ
- 調理時間が長い
- 運びにくい料理
- 住所不備
それぞれ解説していこう。
1 移動手段の違い
Uber Eatsは歩き、自転車、バイク、車と配達方法を選ぶことができる。
バイクと車はそんなに変わらないが、自転車と歩きだったら1km移動するのに15分近い差が生まれることになる。
更に、自転車であってもロードバイクなのか、ママチャリなのかによってスピードが全く違う。
「この距離なら○分で着くだろ」
みたいな注文者の予測は、実際の移動している我々からすれば全くの見当違いであることは良くある。
2 配達先までの距離
注文時、配達時間の目安がこのように表示されている
。
これを見ると、多くの注文者は最短時間の到着を予測するが、この欄に表示されている時間はあくまでも目安であって、遠ければ時間当然もっとかかる。
更に、実際に我々が移動しているのは店からドロップ先までの距離だけではなく、オーダーを受けた場所から店までの移動距離もあれば、先程言った車両の違い、調理時間、料理の運びやすさなどあらゆる要素が関わってくるため、ここに表示されている時間は全く参考にならない。
3 到着予定時間のバグ
配達が開始されると、到着予測時間が表示される。
これは頻繁にバグが起きる。
理由は衛星の不具合によるピンの打ち間違いだったり、注文者アプリのバグ、新築のためGoogleマップに登録されていないと言ったことから起きる。
更に、信号や踏切などの待ち時間も考慮されていないため、到着時間はあくまでも目安であることを承知しておくべきだろう。
4 調理時間が長い
店はUber Eatsの料理だけでなく来店中の客のオーダーも受けなければならない。
そのため、我々が店に到着してパッと料理を持っていければ良いのだが、「少々お待ちください」と言われてから5分たっても10分たっても料理が出てこない店は結構ある。
特に、すき家のようにワンオペしているところは一人で調理、注文、会計をこなさなければならないためかなり待たされることがよくある。
今は即配達キャンセルしてしまうが、初心者の頃はピックだけで30分以上待たされたこともあった。
5 運びにくい料理
人によるだろうが、私としては、配達員の最重要任務はこぼさずに運ぶことであると思っている。
これを達成できるよう、店側も梱包に気を遣ってくれているのだが、中にはとんでもない状態で料理を渡してくる店があったりする。
これらの店は個人店に特に多い。
そうなると、車やバイクなら影響がないだろうが、自転車の場合はかなりスピードを落として運ばなければならなくなり、予定よりはるかに時間がかかることになる。
6 住所不備
「住所入れないなんてありえないでしょ!」
と思うだろうか、こういう注文者はかなりいる。
住所のみならず、マンション名や部屋番号の記入のし忘れ、ニックネームで登録しており表札の判別不可能なんてパターンも1日に何回も起こる。
その上電話に応答さえしないとなると、予定時間が大幅にずれ込むことになる。
・配達が遅い場合はどうするべき?
「もう一体何分待てばいいんだ!」
と堪忍袋の尾が切れた場合、あなたができることは以下の2つだ。
- キャンセルする
- 配達員に連絡する
順を追って説明しよう。
1 キャンセルする
Uber Eatsの注文はキャンセルが可能だ。
配達開始前であればいつでもキャンセルができる。
ただ、配達が開始されてしまった場合は状況に応じてキャンセル料が取られることになるため注意が必要だ。
2 配達員に連絡する
配達員が決まっているのにも関わらず大幅に配達が遅れているのなら、配達員に連絡を送るのも手だ。
レストランが混んでいる、住所の不備、事故など今どんな状況なのかが聞ければ、注文者も待つのか、キャンセルするのか作戦が立てやすくなるだろう。
ただ、配達員が使っているアプリは移動中はシステム上電話に出れない仕様になっているため、電話に出なかった場合はメッセージを送ってみるのがいいだろう。
・「遅い」と言われないために配達員がすべきことは?
配達が遅くなる原因のほとんどは注文者とレストラン側に原因がある。
だが、我々配達員も少しでも早く料理を届けるための努力は必要だ。
具体的に配達員が心がけるべきことは以下の3つだ。
- オーダーが来たらすぐに移動する
- ダブルは取らない
- 遅いピックは即キャンセルする
順を追って説明しよう。
1 オーダーがー来たら即移動する
待ち時間、皆それぞれYouTubeを見たり、本を読んだり、雑談をしたりしている。
その最中にオーダーが入ると、とりあえずオーダーは取るものの、「キリがいいところまで終わったら行けばいいや」と言う感じになり、5分、10分と時間が経過しやすい。
オーダーを受けた時点で注文者は配達員の動きをスマホで追えるから、いつまでも店に移動しなかったら当然気分を害すことになるだろう。
オーダーを取ったら即動く!
鉄則にしよう。
2 ダブルは取らない
かつて、ダブルピックは基本的に同じ方角、かつドロップ先同士の距離が近いパターンが多かったが、近年は配達エリア拡大に伴い全く別の方角同志の抱き合わせがかなり増えたように感じている。
一方は北、他方は南みたいな。
しかも、最近のダブルはとにかく移動距離が長い。
5kmは当たり前で、先日は10kmが回ってきたこともある。
そのようなオーダーは注文者をとんでもなく待たせることになるだけでなく、配達員の報酬も全く割りに合わないことが多いので、ダブルは全て拒否するのが懸命だろう。
3 遅いピックは即キャンセル
先ほども言ったが、「少々お待ちください」とか言っておきながら15分や20分平気で待たせるレストランは良くある。
そのため、レストランに到着してもまだ料理ができていないようなら、何分かかるかを確認し、10分以上かかるなら即キャンセルして違う配達員にパスし、自分は違うオーダーを受けた方が良いだろう。
・まとめ
今回はUber Eatsの配達が遅い問題について様々な視点からお話ししてみたがいかがだっただろうか。
遅いと苛立つのはわからんでもないが、料理が届くまでは全てがチームプレーだ。
レストラン、配達員、注文者、どれが欠けても素早い配達は困難になる。
配達員はもちろんであるが、注文者自身も必要な情報はもれなく伝え、円滑な配送に協力しよう。
今日はここまで。