専業でUber Eatsやりたいな〜
なんて思っている人は決して少なくない。
そんな彼らが気にしていることは、「専業でUber Eatsをやることは色々と危険なのではないだろうか・・・」と言うことだろう。
まぁ、確かにギグワーカーと言うこれまでになかった業種故に、様々な不安が頭を過ぎることは仕方ない。
そこで今回は、配達回数7900回超えの現役Uber Eats配達員である私が、専業でUber Eatsをやることは危険なのかについて考察していきたいと思う。
・専業でUber Eatsをやるのが危険と言われる理由5選!
ではまず、なぜ専業でUber Eatsをやるのが危険と言われているのかその理由を考えてみよう。
主な理由は以下の5つだ
- 収入に限界がある
- いつ潰れるかわからない
- 事故は自己責任
- 割と簡単にアカウント停止
- 身に付くスキルがない
順に説明していこう。
・収入の限界がある
Uber Eatsの報酬は稼働時間や稼働日数にもよるが、都内以外であれば概ね8時間前後、毎日稼働したとしても40万前後が収入の限界だろう。
これ以上上がることはおそらく無い。
と言うのも、Uber Eatsの場合、どんなに頑張って配達しても配達できる件数が物理的に限られてくるからだ。
収入を増やすのであれば、配達料金が上がらない限りは不可能だ。
だが、配達報酬が引き下げられ続けている今、それはかなり難しく、今後はむしろ下がることしかない。
昇給なんていうのはUber Eats配達員には夢物語でしかないのだ。
2 いつ潰れるかわからない
コロナ禍において、飲食業がフードデリバリーに頼らざるを得ない現状は確かにある。
店側は1注文ごとに3割の料金をUber Eatsから差し引かれている。
3割は結構でかい。
この現状に店側も黙ってはいない。
マックを始め、他の店も様々な特典をつけて独自にデリバリーのルートを整えつつある。
更に、近年は出前館、menu、フードパンダ、Wolt、didi、door dashなどと言った業者が続々と活動エリアを広げてきている。
フードデリバリーは一種のブームである以上、ブームが去ったらそれらの勢いに負けて「Uber Eatsが日本撤退!」なんてことも十分に考えられる話だ。
3 事故ると即アカウントが停止される
Uber Eats配達員をやっていて一番懸念すべきは事故である。
自分が被害者になるかもしれないし、自分が加害者になることだってある。
この場合、どちらにせよ一撃でアカウント停止になる。
すなわち、職を失うことになるのだ。
時には理不尽な事故もあるだろう。
そんなのは関係ない。
自分が悪かろうが相手が悪かろうが、事故にあった時点で配達員としての役目は強制的に終了させられてしまうのだ。
(事故にあってもアカウントを停止させられない方法は後日解説)
4 事故は自己責任
事故にあった場合、普通なら会社から保証があったりする。
だが、ご存知の通りUber Eatsにはそれがない。
かかった治療費は全て自己負担になる。
「でも、こんなの書いてあるけど↓」
https://www.uber.com/jp/ja/drive/insurance/
と思う人もいると思う。
書いてはあるが、これを使ったらアカウント停止になると言うことは肝に銘じておこう。
保証がないと言うか、あるようでないよなものと言うのが正確な答えになるだろうか。
5 身に付くスキルがない
パソコン、コミュニケーション、会話など、仕事をする上で求められるスキルは多岐に渡る。
では、Uber Eats配達員に求めらるスキルと言えば?
まぁ、せいぜい自転車に乗れると言うことくらいだろう。
言ってしまえば、スキルなんてない一ついらない。
スキルがいらない仕事をずっとやっているわけだから、当然身に付くスキルはない。
「あなたはUber Eats配達員を通して何を学びましたか?」
と聞かれても、何も答えることはできないのは言うまでもない。
・収入が安定しなくて危険?
中には「収入が安定しない」と言うのを専業になるのが危険だと言う人がいるが、私的にはこの意見に否定的だ。
確かに収入が安定しない時期はあるが、それは春と秋の数ヶ月程度だ。
それに、安定しないと言っても10万や20万変わるわけでなく、せいぜい数万円程度の範囲内に収まるのが普通だ。
個人事業をやっている人間からすればこんなのは当たり前のことだ。
もちろん、完全出来高報酬のため稼働日数が減ったとかなら話は変わってくるが、普通に出ていればそこまで大きな痛手は被らないだろう。
・ウーバーイーツを専業でやるのは危険なの?
ここまで読むと、専業が危険であると言うことに何となくリアリティを思えてきた人は多いと思う。
結論から言って、Uber Eatsを専業でやることは危険でも何でもないと私は思っている。
何をするにもリスクは付き物だ。
会社に属していても、会社が倒産する、事故に遭う、突然クビになると言ったことは十分に考えられる。
働く前からそんなことばかり考えていたら何も出来ないのではないだろうか。
まずは初めてみて、こう言ったことが実際に起きたらその都度考え、対処していけば良いだろう。
それでも「怖いな・・・」と思う人は、Uber Eats配達員が向いていないと言うよりは、そもそも個人事業主が向いていないため、大人しく会社で働いておくのが良いだろう。
・まとめ
今回は専業でUber Eats配達員をやるのは危険なのかについてお話ししてみたがいかがだっただろうか。
危険ではないと言っても、まぁ無理な人には無理だろう。
繰り返すが、何をするにもリスクは付き物だ。
日本人はネガティブ思考故に、そう言ったリスクにばかり目が行き、それ本来が持つポジティブな側面に目が行き届かない傾向がある。
現役の配達員として断言できるが、リスク以上に素晴らしいことがUber Eats配達員にはある。
それはまた後日お話ししよう。
今日はここまで。
お読みいただきありがとうございました。